亜由美は、腹部に痛みを覚えながら目を覚ました。 動かそうとしても動かない体に、今の状況をしだいに把握していった。 両手はイスの肘掛に固定され、両足はM字開脚の状態で拘束されイスに固定されていた。 スカートがまくれ、大きく開かれた足の根元にある布切れに4・5人の男の視線が痛いほど注がれている。 足を閉じる事も、手で隠す事も出来ないまま顔をそむけると、視線の先に健二 が縛り上げられ転がされていた。 15分ほど前まで楽しんでいた、下校途中のデートがよみがえり、今の状況が夢ではないかと周りを見回すと、現実が恐怖を呼び込む。 「健二・・・。」 やっとしぼりだした声も、気を失っている健二には届かない。 「おっ、亜由美ちゃん気付いたんだね~。」 グループのリーダー康太が声を上げる。 「康太~。もう我慢できねぇよ、いいだろ?」 そう言いながら一人の男が亜由美の股座に顔を埋めパンティの中心に鼻を押し付け深く息を吸い込んだ。 「やっ!やだっ!」 逃れようとしても体は動かない。 「そうだな、楽しむとしよう。」 康太の言葉を待っていたかのように、亜由美のパンティに熱い視線を送っていた男達が一斉に動き出した。 イスの背後に回りこみ胸をもみ始める者、太股を撫で上げる者、パンティの上からクリを刺激する者、思い思いに欲望を遂げていく。 「やだっ!やだっ!やめて~~~!!」 「くくっ、いいね~。嫌がる声が余計にそそるよ。」 亜由美が上げる悲鳴に慌てる様子もなく康太は答える。 町外れのさびれたライブハウス、康太の親の持ち物で今は使っていない物件だ。 いくら泣こうがわめこうが外部に声が漏れる心配はなかった。 「お願いします・・。やめて下さい・・・。やめて!!」 外には漏れないが、さすがライブハウスだけあって亜由美が上げた声はよく響き、健二の鼓膜を揺らした。 「ん・・・んん~~・・・。」 ぼんやりと意識を取り戻しながら、自分の目に写る光景を理解出来なかった。 イスに拘束された亜由美が大勢の男達にもてあそばれているなんて。 亜由美の体中を刺激していた多数の手はいつしかそれぞれにローターを握り、激しい振動で亜由美の感じるところを的確に刺激していた。 「やっ・・めて・・。いや~・・・。」 嫌がる声に少しずつ吐息が混じり始めていた。 「おい見ろよ。感じ始めたらしいぜ。」 亜由美の股座に顔を埋めていた男が声をかけると、全員が視線を送った。 「おぉ。すげぇなぁ、こんな可愛い顔してんのによぉ。」 亜由美のパンティの中心に出来た大きなシミをニヤケタ顔で全員が眺めていた。 「おい!やめろっ!」 健二の怒号が響く。 「おっ、彼氏くん目覚めたか~。調度いい、彼氏君にも見せてやれよ。亜由美 ちゃんが俺達にHな事されて喜んでる印をよぉ。」 康太の掛け声で健二は亜由美の正面へと連れてこられた。 「いやっ!見ないで・・・。」 健二の目に大きくシミのついた亜由美のパンティが映りこむ。 まだ、触れ合った事のない二人。 亜由美のパンティですら始めて目にしたのに、いやらしいシミまで出来ているなんて。 「やめろ!離せよ!!」 健二の腹部に康太の爪先が鈍い音を立ててめり込んだ。 「ちょっと黙ってろ。女の悲鳴は好きだが、男のはうざいんだよ。」 うめき声を上げ転がる健二を横目に男たちは亜由美への刺激を再開し始めた。 「そろそろ中身見たくないか?亜由美ちゃんもそろそろ直接刺激して欲しくなってきただろ?」 康太の言葉に男たちは歓喜の声を上げる。 康太の右手には大きめの裁ちバサミが握られていた。 亜由美の頬にヒヤリと冷たい感触が伝う。 「このハサミ良く切れるんだよね~。動くと切れちゃうよ。」 ニッコリ笑って言うと、急に冷酷な顔に変わり言葉を締めた。 康太は亜由美のブラウスからネクタイを外すとブラウスのボタンに一つずつハサミを入れた。 パンティと揃いの可愛らしいブラが少しずつ顔をのぞかせる。 「亜由美ちゃん顔も可愛いけど、下着も可愛いの付けてるね~。」 可愛いと褒めながら亜由美のブラの肩ヒモにハサミを入れる。